27日の欧州外国為替市場でドル円は下値を広げる動き。20時時点では150.27円と17時時点(150.35円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが低下幅を拡大した動きを眺めながら売りが加速。昨日の安値150.29円を下抜けし150.12円までレンジ下限を広げたが、150円大台割れを試す動きには持っていけず150円前半で下げ渋っている。
ユーロドルは伸び悩む。20時時点では1.0851ドルと17時時点(1.0855ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下を睨んだドル売りで一時1.0866ドルまで上値を伸ばしたが、買いは続かず一時1.0842ドルまで失速した。もっともその後は1.08ドル半ばに持ち直し方向感に欠ける相場展開が続いている。
ユーロ円は上値が重い。20時時点では163.07円と17時時点(163.21円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落が重しとなるなか、ユーロドルの失速も上値を圧迫し一時162.89円まで下押した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.12円 - 150.71円
ユーロドル:1.0842ドル - 1.0866ドル
ユーロ円:162.89円 - 163.53円
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