アジア株 上海株は9日ぶり反落、調整売りに押される 韓国株は0.6%安、バリューアッププログラムが期待外れ
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 16628.21(-97.65 -0.58%)
中国上海総合指数 2987.48(-17.40 -0.58%)
台湾加権指数 18920.42(+31.23 +0.17%)
韓国総合株価指数 2652.11(-15.59 -0.61%)
豪ASX200指数 7645.80(+2.22 +0.03%)
インドSENSEX30種 72885.25(-257.55 -0.35%)
アジア株はまちまち。
上海株は0.58%安。序盤に約2カ月半ぶり高値を更新したことから調整売りに押されている、先週末まで8営業日続伸していた。
当局による株取引制限強化が警戒されており売りに売れない状況が続いている。当局は相場を混乱させるような(下落させるような)クオンツ取引および異常取引の取り締まりを強化するほか、取引開始時と終了時30分間は保有株式を減らすことを禁止した。
ただ、専門家は投資家の多くは依然として中国株に対して悲観的だと指摘。モルガンスタンレーによると、株価上昇でもヘッジファンドは中国株のショートポジションを増やし続けているという。
3月5日からの全人代への期待感が広がっている。ただ、景気支援策が「小粒」だった場合、再び失望感が広がる恐れがある。大規模な支援策がなければ株価はV字回復を描くことはできず、底打ちするまで数カ月を要するとの声も。投資家の信頼を取り戻すには規制強化ではなく大規模な景気支援策だ。
香港株は続落。アパレルや百貨店など消費者サービス関連が下落。バイドゥやテンセントホールディングス、ネットイースなどハイテク関連の一角も下落している。
上海市場では銀行、保険、証券など金融株が総じて下落。一方、自動車や家電などは上昇。当局は自動車や家電などの製品の売り上げ拡大を目指す方針だと報じられている。
韓国株は0.61%安。当局がきょう発表した企業バリューアップ(価値上昇)プログラムの内容が期待外れだったもよう。また、政府は同プログラムの詳細を今年下半期に発表すると明かしたことも失望売りにつながっている。投資家らは詳細もきょう公表されると期待していた。
みんかぶ(FX)