アジア株 大型連休明け台湾株は急騰、TSMCは上場来高値 香港株は反落、中国懸念が重石
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 15782.89(-96.49 -0.61%)
中国上海総合指数 2865.90(休場)
台湾加権指数 18586.69(+490.62 +2.71%)
韓国総合株価指数 2618.04(-2.38 -0.09%)
豪ASX200指数 7597.50(+49.77 +0.66%)
アジア株はまちまち。
香港株は反落、中国景気減速懸念が重石。香港の民間不動産大手上位10社の春節4連休中の販売が統計開始以降初めて「ゼロ」だったことを受け、投資家心理は一段と悪化している。長引く中国の不動産不況により、香港の景気先行きに対する不安も広がっている。龍湖集団や新世界発展、CG SERVICES、中国海外発展、華潤置地、恒基兆業地産など不動産株は総じて下落。レノボやバイドゥ、JDドットコム、アリババなどハイテク関連の一角は上昇している。
豪州株は0.66%高、弱い雇用統計を受け豪利下げ前倒し観測が浮上している。豪州1月の雇用統計は失業率が2年ぶり高水準となり、雇用者数は500人増と予想を大きく下回った。
旧正月大型連休明けの台湾株は急騰、史上最高値を更新。休み中のナスダック大幅上昇やダウ最高値更新を好感している。
半導体関連が大幅高。TSMCは8%超上昇し、上場来高値をつけている。米モルガンスタンレーは目標株価を698台湾ドルから758台湾ドルに引き上げた。
ほかの半導体関連も大幅高。智原科技は7.1%高、世芯電子は5.9%高、祥碩科技は4.9%高。そのほか、医療品や公益、金融、生活必需品なども総じて上昇している。
みんかぶ(FX)