9日の欧州外国為替市場でオセアニア通貨は底堅さ維持。NZ準備銀行(RBNZ)の利上げ観測を背景としたNZドル買いが対円で91.83円、対ドルで0.6150ドルまで進んだ。豪ドルも連れ高で、対円で97.28円、対ドルで0.6513ドルまでじり高となった。
ドル円も底堅い。20時時点では149.36円と17時時点(149.39円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。オセアニア通貨のクロス円の円安推移や、時間外取引の米10年債利回りの4.16%台での高止まりが下支え要因。年初来高値を149.58円まで更新後はもみ合いも、高値圏を維持した。
ユーロドルはじり安。20時時点では1.0767ドルと17時時点(1.0780ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利が4.16%台での動きを維持した一方、独10年債利回りは昨年12月1日以来の高水準2.389%まで上昇先行後、前日比マイナスの2.35%台へ低下。ユーロドルは1.0785ドルまでじり高となった後、1.0762ドルまで小安く推移した。
ユーロ円も重い動き。20時時点では160.83円と、17時時点(161.06円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドル同様の動きで161.26円まで小高くなった後、160.77円まで下値を探った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.22円 - 149.58円
ユーロドル:1.0762ドル - 1.0785ドル
ユーロ円:160.77円 - 161.26円
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