日本時間9日午前0時に英中銀(BOE)のマン金融政策委員会(MPC)委員が講演する。前週に政策金利の据え置きを決定したMPCで、マン委員は0.25%の利上げを主張していた。前週のMPCの声明では、12月の声明にあった「より持続的なインフレ圧力の証拠があれば、金融政策のさらなる引き締めが必要となる」との文言が削除され、「インフレ率を持続的に2%の目標に戻すため、経済指標に応じて金融政策を調整する用意がある」とされた。しかし、タカ派のマン委員が、こうした声明の変更は、追加利上げの可能性の排除を意味するものではないと指摘するようであれば、ポンドが買われる可能性がある。
また、このあとの海外市場では、欧米の中銀関係者も発言する。日本時間8日午後8時にはブイチッチ・クロアチア中銀総裁の討論会参加、同8日午後9時半にはウンシュ・ベルギー中銀総裁の講演、同8日午後10時半にはバーキン米リッチモンド地区連銀総裁のテレビ出演、同9日午前0時半にはレーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフエコノミストの討論会参加、同9日午前2時5分にはバーキン米リッチモンド地区連銀総裁の講演が予定されている。
MINKABU PRESS
みんかぶ(FX)