きょうは、日本時間午後9時に英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果や議事録に加え、金融政策報告も発表され、さらに同午後9時半にはベイリー総裁の会見も行われるスーパーサーズデーとなっている。市場では政策金利は現行の5.25%に据え置かれることが確実視されている。政策金利の据え置きは織り込み済みで、声明や票の分かれ具合、金融政策報告、ベイリー総裁の会見が焦点になっている。ベイリー総裁は前回12月の会合後に「利下げについて予想するのは時期尚早だ」、「政策金利がピークアウトしたとは言えない」と述べていた。12月の英消費者物価指数で総合の前年比の伸びが予想に反して前月から加速しており、声明やベイリー総裁の会見で利下げに否定的なスタンスが示されれば、英中銀の早期利下げ観測が後退し、ポンドが買われる可能性がある。
また、日本時間2日午前0時には1月の米ISM製造業景況指数や12月の米建設支出の発表も予定されている。1月の米ISM製造業景況指数は、大方の予想が47.2となっており、前月の47.4を下回り、3カ月ぶりに低下するとみられ、12月の米建設支出は、大方の予想が前月比0.5%増となっており、前月比では12カ月続けて増加すると見込まれている。
MINKABU PRESS
みんかぶ(FX)