11日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇した。17時時点では146.38円と15時時点(145.56円)と比べて82銭程度のドル高水準だった。15時過ぎに145.70円まで買われた後は、145円半ばを中心に推移していた。ただその後16時半過ぎに、一部通信社が日銀関係筋の話しとして、「今月会合ではマイナス金利解除を急ぐ必要がほとんどないとの認識」と報じると一気に円売りが強まった。17時頃には146.46円までドル高円安が進行している。
ユーロ円も上げ幅拡大。17時時点では157.44円と15時時点(156.73円)と比べて71銭程度のユーロ高水準だった。156円後半から半ばで推移していたところから、一部通信社の報道を受けて早期のマイナス金利解除への思惑が後退すると、157.53円までユーロ買い円売りが強まった。
他、ポンド円は183.70円、スイスフラン円が166.42円、豪ドル円も96.02円まで外貨高・円安が急ピッチで進んだ。
ユーロドルは17時時点では1.0755ドルと15時時点(1.0767ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円のドル高推移の影響を受けて1.0750ドル台でじり安となった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.78円 - 146.46円
ユーロドル:1.0751ドル - 1.0774ドル
ユーロ円:155.68円 - 157.53円
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