(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.31円(前営業日比△0.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.57円(▲0.30円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0764ドル(▲0.0033ドル)
ダウ工業株30種平均:36054.43ドル(▲70.13ドル)
ナスダック総合株価指数:14146.71(▲83.20)
10年物米国債利回り:4.10%(▲0.06%)
WTI原油先物1月限:1バレル=69.38ドル(▲2.94ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2047.9ドル(△11.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比) 2.8% 0.3%
11月ADP全米雇用報告 10.3万人 10.6万人・改
10月米貿易収支 643億ドルの赤字 612億ドルの赤字・改
7-9月期米非農業部門労働生産性改定値
前期比 5.2% 4.7%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは6日続落。11月ADP全米雇用報告が予想より弱い結果となったほか、7-9月期米単位労働コスト・改定値が速報値から下方修正されたことを受けて、米10年債利回りの急低下とともにドル売りが先行。一時1.0804ドルまで上昇する場面も見られたが、1.08ドル台の滞空時間は短く、次第に上値が重くなった。欧州の金利先安観が依然として上値を抑制しており、5時30分過ぎに1.0759ドルまで本日安値を更新した。
・ドル円は反発。ADP全米雇用報告の発表後に147.02円付近まで弱含んだものの、節目の147.00円手前で下値の堅さを確認すると、147円台前半の狭いレンジ内ながら底堅く推移した。米10年債利回りは9月1日以来の低水準となる4.10%台まで低下する場面もあったが、相場への影響は限られた。
・ユーロ円は8日続落。ユーロドルが高値をつけたタイミングで159円台を回復する場面も見られたが、その後はユーロドルの反落や米国株の失速などを受けて158.50円台まで売りに押された。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。寄り付き前に発表された米雇用指標がさえない結果となり、米利下げ期待を手掛かりにした買いが先行。一時は年初来の高値を更新する場面も見られたが、週末に米雇用統計を控えて買い手控えムードも根強く、次第に持ち高調整売りが優勢となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。この日発表の米雇用指標が予想を下回る結果となったことを受け、米利上げ局面が終了するとの観測から買いが入った。利回りは約3カ月ぶりの低水準をつけた。
・原油先物相場は5日続落。中国などの景気減速懸念を背景として、需給が緩むとの観測から売りが先行すると、69.11ドルまで下落して6月以来の安値を付けた。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間石油在庫統計で、ガソリン在庫が市場予想を大幅に上回って増加した。米国内のガソリン需要が弱含んでいるとの見方が強まったことも、売りを誘ったようだ。
・金先物相場は3営業日ぶりに反発。11月ADP全米雇用報告などが予想より弱い結果となったことからドルが売られると、金の投資妙味が増して買いが優勢となった。
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