今週はFOMCを控えており、0.25%の利上げが確実視されている。さらに今回は、パウエル議長の会見のほかにFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しも公表され注目される。それらを通じてFRBは追加利上げを示唆するとみられているが、市場の一部からは、FRBが今後、0.50%の大幅利上げの可能性を示唆するほどタカ派にはならないとの見方も出ている。一方、成長鈍化の明確な兆候がない限り、ハト派シナリオを検討することもないという。
FOMCメンバーは今年5回の利上げを予想する一方、実質賃金の下落と可処分所得の減少により、7月以降は利上げサイクルを一旦停止する可能性もあるとも指摘している。
USD/JPY 118.06 EUR/USD 1.0964 GBP/USD 1.3020
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美