先週発表の1月の英月次GDPは前月比プラス0.8%と予想を上回り、オミクロン株による経済への打撃が急速に薄れたことを示した。それでも、GDPの前月比の伸びは今後、急激に鈍化する可能性が高いとの見方も出ている。感染拡大に関連した公衆衛生関連の支出が縮小し、GDPの成長にマイナスの影響を及ぼすという。推計によると、1月の検査・追跡活動と予防接種はGDPに2.0%ポイント寄与したと指摘している。
年初の好調な滑り出しを受けて、第1四半期の英GDP見通しを前期比0.9%成長に上方修正した一方、第2四半期はマイナス0.2%のマイナス成長を見込んでいる。ただし、第3四半期はプラス0.4%、第4四半期は0.5%のプラス成長を見込んでいるようだ。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美