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ドル円は膠着から更なる上値追いにレベルシフトした兆候も=NY為替

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13

2022-03

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2022-03-13
市場予測
ドル円は膠着から更なる上値追いにレベルシフトした兆候も=NY為替
 NY時間に入ってドル円は117円台に再び浮上しており、117.10円付近まで上昇している。プーチン大統領の発言でロンドン時間にはリスク回避のドル買いが一服し、ドル円も上値を抑えられたが、円安の動きもあり、116円台後半で下値は支えられていた。プーチン大統領はウクライナとの協議で「一定の前向きな動きがあった」と述べていた。

 ただ、この日発表のミシガン大消費者信頼感指数で米消費者のインフレ懸念が強く示されたこともあり、市場の米利上げ期待が高まっている。来週はFOMCが予定されているが、利上げ開始が確実視されている。市場からは、その後もFRBは利上げを続け、年末までに1.75%-2.00%までの利上げも可能性がないわけではないとの見方も出ている。0.25%ずつであれば、3月を含めて年内は毎回のFOMCで利上げを実施する計算になる。

 日本企業の年度末をにらんだ買いも観測されているようだが、ドル円はきょうの上げで115円台での膠着から、更なる上値追いにレベルシフトした兆候も出ている。それは大きな心理的節目の120円を視野に入れた動きを意味するが、そのうえでも来週以降の動きが注目される。

USD/JPY 117.13 EUR/JPY 128.13
GBP/JPY 153.01 AUD/JPY 85.60

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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