市場の一部からは、0.75%の利上げへの期待もあった。実際、政策委員9名のうち3名は0.75%利上げを主張していた。5名が0.50%、1名が0.25%を主張。また、英中銀は10月にインフレが11%弱でピーク付けると見込み、これまでの10月に13.3%でピークから下方修正している。更に英中銀は成長見通しも引き下げ、7-9月期のGDP予想をマイナス0.1%と、第2四半期から第3四半期にかけて定義上のリセッション(景気後退)入りを見込んだ。
これらを受け、短期金融市場でも英中銀の利上げ見通しが下方修正されており、為替市場でもポンドの押し下げ要因となっている。
GBP/USD 1.1272 GBP/JPY 160.12 EUR/GBP 0.8728
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美