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ユーロ圏のインフレは10月には10%まで上昇か=NY為替

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2022-08

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2022-08-21
市場予測
ユーロ圏のインフレは10月には10%まで上昇か=NY為替
 きょうの為替市場はドル買いの勢いが加速する中、ユーロドルは売りが強まっており、1.0035ドル近辺まで下げ幅を拡大している。再びパリティ(1.00)割れをうかがう展開となって来た。市場が金利差に着目した動きから、景気への懸念に焦点をシフトする中で、ガス危機が叫ばれているユーロ圏経済にはネガティブな見方が強い。

 前日に7月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)の確報値が発表されていたが、前年比8.9%に上昇していた。ただ、市場からは、ピークにはまだ達していないとの指摘も出ている。ガソリン価格は下がり始めているものの、ガスの卸売価格の高騰が続いており、HICPは10月に10%までの上昇が見込まれ、そこでピークを付けるという。そのような中、市場では9月のECB理事会では引き続き、0.50%ポイントの大幅利上げが期待されているようだ。

 一方、2023年末までには3.2%まで低下すると見ているようだが、そうした展開となるには、ガスの卸売価格の上昇が止まり、供給の目詰まりが緩和することでモノの価格が落ち着き、サービス価格も需要減少に伴い上昇が緩む必要があるという。

EUR/USD 1.0035 EUR/JPY 137.38 EUR/GBP 0.8490

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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