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ユーロ円は147円ちょうど付近で堅調 ECBの状況は逆風が強まり不快に=NY為替

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2023-03

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2023-03-27
市場予測
ユーロ円は147円ちょうど付近で堅調 ECBの状況は逆風が強まり不快に=NY為替
 きょうはユーロの買い戻しが優勢となる中で、ユーロ円も買い戻しが強まり、147円ちょうど付近で推移している。日米の金利差に注目が集まっているが、ECBも今週の理事会で0.75%ポイントの利上げが確実視されるなど、ECBと日銀の金利差も拡大している。先週末のユーロ円は財務省による為替介入とみられる円買いの動きで戻り売りに押されてしまったものの、一時148.40円近辺と2014年12月以来の高値水準まで上昇する場面が見られていた。きょうの流れを見ると、その展開は続いているようだ。

 今週はECB理事会が開催されるが、ECBが置かれている状況はその責務をより困難かつ不愉快になっているという。ECBは責務遵守し、インフレを物価目標に適合する軌道に乗せるために必要なだけ金利を引き上げる必要がある。しかし、政府による需要支援策が物価上昇を促している状況。ECBは引き続き迅速かつ強力に行動しなければならず、今週は0.75%ポイントの利上げを発表する見込み。しかし、この規模の利上げならば、サプライズはないと見られている。

EUR/JPY 147.00 USD/JPY 148.93 EUR/USD 0.9871

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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