きょうは2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)の確報値が公表されていたが、食品インフレが上昇傾向を示していた。今後、ウクライナ危機の影響が食品インフレをさらに悪化させる可能性が指摘されている。危機によりロシアとウクライナの穀物の生産と輸出を妨げ、年末までに食品インフレは5%を超える可能性があるという。2月は4.2%だった。その場合、HICPの総合指数に与える寄与度は約0.8%ポイントと長期的な平均値の2倍以上になる。エネルギー価格高騰もあり、第4四半期まで総合指数は6%超のままで推移する可能性があるとも指摘している。
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(2月)19:00
結果 5.9%
予想 5.8% 前回 5.8%(前年比)
結果 2.7%
予想 2.7% 前回 2.7%(コア・前年比)
USD/JPY 118.46 EUR/USD 1.1111 GBP/USD 1.3157
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美