ロンドン午前は円買い圧力が優勢。振幅をみせながらも、水準を下げる展開になっている。ユーロ円は142円台半ばが重く、141.74レベルに安値を広げている。ポンド円は167円台前半から売買が交錯しながらも、安値を166.49近辺まで広げている。ドル円は序盤に133.37レベルまで下落した後は、買い戻しが入ったが、134円ちょうど付近では上値を抑えられている。
昨日のECB理事会では7月の0.25%ポイント利上げ、9月の追加利上げなどが明示された。11年ぶりの利上げとなる。前日のNY市場で米株が下落、きょうも欧州株が下落しており、金融引き締めに対する警戒感が高い。リスク回避的な円買い圧力がみられている。また、財務省、金融庁、日銀の3者会合が開催され、これまでよりも円安を懸念する表現が強まったことも円買いに作用していた。
USD/JPY 133.83 EUR/JPY 141.85 GBP/USD 166.62