東京勢不在のアジア市場午後にドル円は147円台前半に膠着していたが、足元では147.50を上回り147.60台へと買われている。アジア市場午前につけた148.00レベルの高値が上値のメドとなっている。ユーロドルはアジア午前に0.9810レベルの安値を付けたあとは、0.9840近辺まで買い戻しが入った。足元では再び上値が重くなり0.9810台へと軟化している。
前日NY午後の米FOMCではドル相場が振幅した。利上げ幅が予想通りの75bpとなり、今後の利上げペース鈍化が示唆されたことでドル売り反応が先行。しかし、パウエルFRB議長会見では予想よりもターミナルレートが引き上げられる可能性が指摘され、ドル買いが強まった経緯がある。ドル円は147円台から145円台半ばまで下落したあと、148円手前まで買われた。ユーロドルは0.98台後半から一時0.99台後半まで上昇したが、祖語のは0.98台前半まで押し下げられた。
この後の海外市場では、再びドル高方向を試す動きとなるのかが注目される。イベントとしては英金融政策委員会での政策金利発表、一連の米経済指標発表予定のなかではISM非製造業景気指数の内容が注目される。
USD/JPY 147.62 EUR/USD 0.9816 GBP/USD 1.1394