【海外市場の注目ポイント】３月の米ＡＤＰ雇用統計など

　日本時間午後９時１５分に３月の米ＡＤＰ雇用統計が発表される。１日に発表される３月の米雇用統計の前哨戦として注目され、民間雇用者数の大方の予想は４５万人増となっており、民間雇用者数の伸びが前月の４７万５０００人増から鈍化するとみられている。３月に米国で新型コロナウイルスの感染者数が減少しており、３月の米ＡＤＰ雇用統計で民間雇用者数の伸びが予想を上回れば、３月の米雇用統計に対する期待感からドルが買われる可能性がある。
　
　また、日本時間午後９時には３月の独消費者物価指数速報値、同午後９時半には１０－１２月期の米国内総生産（ＧＤＰ）確報値も発表される。３月の独消費者物価指数速報値は、大方の予想が前年比６．２％上昇となっており、前年比の伸びが前月の５．１％上昇から加速すると見込まれ、１０－１２月期の米ＧＤＰ確報値は、大方の予想が前期比年率換算７．０％増となっており、改定値の７．０％増から変わらないとみられている。
　
MINKABU PRESS