昨日の中南米通貨は総じて堅調な動きを見せた。ドルレアルでのレアル買いが主導した。同国の大統領選決選投票が近づくなか、世論調査では現職のボルソナロ大統領の追い上げが見られ、ルラ元大統領との差は統計誤差の範囲とされる5%以内に縮まっている。どちらが勝ってもおかしくない状況に一昨日までのレアル売り材料となっていたが、材料の織り込みが進んだとの見方が広がった。銅価格がしっかりでチリペソ、ペルーソルなどの買いが入ったことも中南米通貨全体の支えに。
ドルメキシコペソでもドル売りペソ買いが目立った。原油先物の堅調な動きなどもメキシコペソ買いに寄与したが、同じく産油国のコロンビアペソが下げたこともあり、レアルなどに比べて落ち着いた買いにとどまっており、ドルペソは1ドル=20ペソ台を維持した。
対円では円安の勢いもありしっかり。東京市場では150円手前で上値が抑えられていたこともあり、7円45銭前後のもみ合いとなっていたが、その後7円50銭手前に。
MXNJPY 7.487