ドル円急落、日銀総裁の発言に反応　日経平均はマイナスに転じるドル円は122.70円台後半から122.38円まで急落、日経平均はマイナスに転じている。日銀総裁の「今回の為替相場の変動はやや急だ」と発言したことに反応している。

　USD/JPY　EUR/USD　EUR/JPY　GBP/USD 1WK　9.44　8.45　10.74　7.54 1MO　9.01　8.35　10.78　7.69 3MO　8.53　7.66　9.94　7.93 6MO　8.38　7.42　9.75　8.08 9MO　8.28　7.31　9.64　8.21 1YR　8.21　7.23　9.58　8.27 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　GBP/JPY　AUD/USD　USD/CHF 1WK　10.12　9.54　7.37 1MO　10.22　9.85　7.15 3MO　10.16　10.03　7.09 6MO　10.21　10.29　7.18 9MO　10.21　10.39　7.19 1YR　10.22　10.48　7.21 東京時間10:21現在　参考値 ドル円の短期ボラは少しずつ落ち着いているが、依然高め推移

ドル円１２２円５０銭台、黒田発言での急落後、少し戻して動き落ち着く=東京為替　ドル円は９時台に黒田日銀総裁が衆議院財政金融委員会で「為替相場の変動、最近はやや急だと思っている」と発言したことで、円買いの動きが入り１２２円７０銭台から１２２円３７銭前後まで値を落とすも、その後は少し戻してもみ合いが続いている。　２０１５年の円安局面で、１２５円台を付けた後、黒田総裁が同じく衆院財政金融委員会で、これ以上の円安ありそうにないと発言したことが、１２５円前後を黒田ラインと呼ぶ円安けん制につながっただけに、総裁発言に警戒感が出たものの、影響は限定的に。USDJPY　１２２．５８

　東京外為市場でドル円は１２２．３７円付近まで軟化した。衆院・財務金融委員会に出席した黒田日銀総裁が最近の為替変動について「やや急ではないかと思っている」と述べたことが背景。日銀は指値オペなどを駆使して円相場を刺激したが、一方的な動きは望んでいないようだ。ただ、東京正午にかけて円高・ドル安の動きは一巡している。　ユーロ円は１３４．３４円付近、ポンド円は１６０．５０円付近、豪ドル円は９２．２７円付近まで軟化した。ウクライナ首都郊外のブチャで多数の民間人の遺体が見つかったことからロシアに対する反感が一段と強まり、欧州連合（ＥＵ）がロシア産エネルギーの禁輸を再び協議していることもユーロ円を圧迫。これまでの協議では禁輸を回避してきたが、実施となれば欧州各国が景気後退（リセッション）に入る可能性が高い。MINKABU PRESS

【新興国通貨】中国市場は休場、オフショアはやや元高～中国人民元　中国市場は清明節で休場、明日から再開。オフショア人民元は対ドルで振幅。ロンドン市場で６．３６８０台から６．３７８０近くまで上昇も東京午前に６．３６８０台まで一時値を落とし、上昇分をほぼ解消。　対円ではやや円高が優勢で１９円２８銭前後から１９円２１銭前後まで。CNHJPY　19.231

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.26-0.06　　円プットオーバーユーロ円　　0.99-1.38　　円コールオーバーポンド円　　0.83-1.41　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。