東京外為市場でドル円は一時１３３．８８円付近まで軟化したものの、下げ一服後は１３４円前半へ戻した。米株式市場の一段安を受けて米景気見通しが悪化しており、リスク回避で無秩序にドルを買う動きが強まっていることがドル円を下支え。ただ、クロス円は先週後半から続落しており、ドル円の上値を圧迫。　ユーロ円は１３９円後半、ポンド円は１６３円前半、豪ドル円は９３円前半で推移し、前日の安値圏でもみ合っている。株安が強まっているなかでも、インフレ抑制を優先して、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が積極的に金融引き締めをしなければならない状況にあることが危惧されてリスク回避的な流れとなっている。MINKABU PRESS

ドルカナダは１．２９００前後での推移、NY原油の堅調な動きもあり、上値追いに慎重姿勢も=東京為替　ドルカナダはドル全面高基調が強まる中で、北米市場午後に１．２９００前後を付けた。その後の押し目は１．２８８０前後までと限定的なものにとどまり、直近１．２９００前後を再び試すなど高値圏推移。ただ、先週前半に１バレル＝１２３ドル台を付けた後、高値圏推移が続くNＹ原油が直近もしっかりとした動きを見せていることもあり、上値追いにも慎重。高値圏もみ合いが続いている。USDCAD　1.2898

【新興国通貨】直近のドル買い元売り基調が一服=中国人民元　先週後半からのドル全面高基調もあり、昨日の海外市場でドル人民元は１ドル＝6.76元前後までドル高元安が進んだ。先月26日に付けた6.75手前の高値を超え、5月19日以来の高値圏に。先週前半には6.64前後までドル売り元買いが進む場面が見られたが、その後は振幅を交えながらじりじりと上昇。　今朝の中国人民銀行による対ドル基準値は４営業日連続の元安設定で前日から300ポイントドル高元安となる6.7482まで上昇も、実勢レートの6.76前後にとどかず元安の警戒感を誘った。　対円ではドル円の上昇もあり先週末から1元＝20円10銭台を何度かトライ。ただ、元安の動きもあり、上値を抑えられると、ドル円の調整などに19円80銭前後まで。CNYJPY　19.911　

ドル円１３４円５０銭台での推移、臨時オペ通告での円売り後も高値圏=東京為替　ドル円は１３４円１０銭台での推移から、日銀の臨時オペ通告で１３４円８０銭台まで。その後は現水準近くでのもみ合いと、直後の円売りは一服も、通告前よりも円安圏での推移に。日銀として長期金利を低く抑える姿勢を改めて示した格好。USDJPY　134.55

テクニカルポイント ドル円　ポイントから遠い 135.76　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間） 134.50　現値 134.05　エンベロープ1%上限（10日間） 132.73　10日移動平均 132.35　一目均衡表・転換線 131.40　エンベロープ1%下限（10日間） 130.78　一目均衡表・基準線 130.15　21日移動平均 128.36　一目均衡表・雲（上限） 124.53　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間） 123.10　100日移動平均 123.00　一目均衡表・雲（下限） 118.21　200日移動平均 ボリンジャーバンド2シグマ上限は135円70銭台、直近現水準近くにポイントがなく、動きやすい展開か。

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.37-0.81　　円コールオーバーユーロ円　　1.47-1.89　　円コールオーバーポンド円　　1.53-2.16　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。