朝方に円買いも、その後値を戻す、NZ中銀はほぼ予想通りの0.5％利上げ＝東京為替概況　ドル円は前日の海外市場でのドル売りを受けて143円台まで下落。その後少し戻して144円20銭台まで戻して東京朝を迎えた。東京市場に入っても、ドル円は頭の重い展開。ユーロドルが海外市場で1.0000手前の売りに上値を抑えられ、少しユーロ売りドル買いとなったこともあり、ドル安主導ではなく円買い主導で海外市場の安値を割り込み、143円50銭台まで。その後買い戻しが入ると、午前中のうちに朝の下げ分を解消。さらに144円30銭台まで買い戻された。　午後は比較的落ち着いた動き。144円台前半の動きが続き、昼前の高値を付けず、144円ちょうどを付けずという流れ。　昨日の海外市場でドル高の流れの中で1.0000手前まで上値を伸ばしたユーロドル。パリティ手前の売りに上値を押さえられ0.9980台で東京朝に。午前中は0.9991を付けるなどしっかりの場面も、パリティ手前の売りが継続する中、昼前に0.9960前後まで。午後は0.9960-80のレンジ取引に。　ユーロ円は早朝に144円台を回復の場面も、ドル円の売りや、パリティ手前でのユーロ売りに上値を抑えられ、朝のドル円の143円50銭台トライに143円30銭台まで。その後のドル円の買い戻しも143円90銭手前まで2度とどまり、午後は143円60-80戦の動き。　NZ中銀は市場予想通り0.5％の利上げを決定。声明では今後の引き締め姿勢継続を示し、市場が期待した利上げ幅縮小に向けた動きを見せなかったことや、レビューの中で0.75％利上げも検討されたことが示されたことで、発表後はいったんNZドル買い。対ドルで0.5720前後から0.58台を付ける動きを見せた。しかし、その後調整が入り、上昇分を解消する動きとなった。発表後いったん上昇したNZ債利回りが低下したことで,...

ドル売り・円売り　NZドルの上げ目立つ、利上げ継続を意識した買い再開ドルと円が対主要国通貨で下落している。ユーロドルは0.99台乗せ、ポンドドルは1.135まで上昇している。ユーロ円は143.10円台まで上昇、豪ドル円は94円台を回復している。中でもNZドルの上げが目立つ。対ドルで0.6%上昇、対円でも0.5%高となっている。NZ中銀はきのう政策金利を50bp引き上げ、3.50%に設定した。NZ中銀はインフレ率が中銀目標水準に戻るまで、引き締めを続ける必要があると主張した。市場は政策金利のピークが4.00%を大幅に超えると見ているもようで、利上げ継続を意識したNZドル買いが再開。ドル円はドル売りに押されており、144.30円台まで軟化している。

145.59　エンベロープ1%上限（10日間）145.28　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）144.17　現値144.15　10日移動平均143.80　21日移動平均143.54　一目均衡表・転換線142.70　エンベロープ1%下限（10日間）142.31　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）142.09　一目均衡表・基準線136.66　100日移動平均136.07　一目均衡表・雲（上限）134.90　一目均衡表・雲（下限）128.41　200日移動平均10日銭前後での推移。朝方は21日線も割り込み、143.54　一目均衡表・転換線前後まで下げる場面も見られた。

テクニカルポイント　豪ドル/ドル、中立状態で次の方向性探る段階0.6866　200日移動平均0.6848　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）0.6777　エンベロープ1%上限（10日間）0.6761　一目均衡表・基準線0.6742　現値0.6740　21日移動平均0.6715　一目均衡表・転換線0.6710　10日移動平均0.6645　100日移動平均0.6643　エンベロープ1%下限（10日間）0.6632　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）0.6597　一目均衡表・雲（上限）0.6484　一目均衡表・雲（下限）　豪ドル/ドルは中立状態になっている。１２月に入ってからは、上昇トレンドが勢いを失っている。１０＋２１日線を下回る水準での推移多くなっている。上値は２００日線０．６８６６が強いレジスタンス。下値には１０日線が０．６７１０に控えている。強いサポート水準としては一目均衡表の雲上限が０．６５９７レベルに位置している。ＲＳＩ（１４日）は、５３．５と売買は均衡している。

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　1.38-1.87　　円コールオーバーユーロ円　　1.51-2.17　　円コールオーバーポンド円　　1.85-2.94　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

NZドル、対ドルで０．５７２２前後、１０時に金利発表＝東京為替　金利発表を控え、NZドルは対ドルで０．５７２０台での推移。比較的しっかりの展開。１０時にNZ準備銀行(中央銀行)の金利発表を控えている。市場の予想は０．５%利上げがほとんどとなっている。NZDUSD　０．５７２３　NZDJPY　８２．３４