朝のドル円は１４５円８０銭台、海外市場で前回介入水準へ＝東京為替　NY市場では一時ドル買いが後退し、ドル円も145円台半ば割れを付ける動きを見せていたが、ベイリー英中銀総裁発言をきっかけとしたリスク警戒の動きにドル全面高となり、ドル円も再び上を試す動き。一時145円90銭と9月22日に介入が入った水準に到達している。その後も高値圏推移。USDJPY　145.81

テクニカルポイント　ユーロドル、上昇トレンド再開、１０日線がサポートに1.0946　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）1.0937　エンベロープ1%上限（10日間）1.0881　現値1.0829　一目均衡表・転換線1.0829　10日移動平均1.0731　21日移動平均1.0720　エンベロープ1%下限（10日間）1.0706　一目均衡表・基準線1.0546　一目均衡表・雲（上限）1.0516　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）1.0311　200日移動平均1.0251　100日移動平均1.0184　一目均衡表・雲（下限）　ユーロドルは、１月中旬から再び上昇トレンドの波に乗っている。１０日線がサポート水準として機能しており、現在１．０８２９レベルに位置している。ＲＳＩ（１４日）は６７．４と、強い買いバイアスを示現。前日に定着できなかった１．０９台を再び試すのかどうかが目先のポイント。

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.74-1.12　　円コールオーバーユーロ円　　1.02-1.61　　円コールオーバーポンド円　　0.35-1.16　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

【新興国通貨】昼頃までは中南米通貨買いの動きも、その後のリスク警戒に売りが強まる=メキシコペソ　昨日の中南米市場、昼頃まではドル売り新興国通貨買いの流れが見られたが、ベイリー英中銀総裁発言をきっかけとしたポンドドルでのポンド売りドル買いをきっかけとしたドル全面高の動きから、ドル買い新興国通貨売りに。英長期債市場の混乱を警戒したリスク警戒からの新興国通貨売りの動きも。　ドルメキシコペソは一時1ドル=19.94ペソ割れを付ける動きを見せたが、ポンドドルでのポンドの急落(ドルの急騰)を受けて20.10超えまで上昇。その後少し調整も20．07ばさみ。　対円でも午前中は7円31銭に迫る場面が見られたが、その後ペソ売りが広がり7円25銭近くまで。MXNJPY　7.266　USDMXN　20.068

【本日の見通し】ドル買い基調継続、ドル円は介入警戒感も　ポンドドルでのポンド売りドル買いをきっかけに、ドル円も前回9月22日に介入が入った145円90銭を付ける動きを見せた。ベイリー英中銀総裁発言を受けて、ポンドドルはまだ下方向を意識しており、リスク警戒のドル買いもあって、ドル円も上方向の意識。　来週以降の英長期債市場への警戒感がかなり強まっており、ポンド安リスクが意識。ウクライナ情勢もあって売られやすい地合いということもあり欧州通貨全般の売りがこの後も継続する可能性も。　ドル円は介入警戒感が上値を抑えているものの、ドル買い基調もあり、下値もしっかり。146円の大台超えをトライし、さらに上を意識する展開か。今回の動きの中で前回の水準に達したからと言って介入に入ることは難しいとみられる。ただ、大台を超えて一気にドル買い円売りが進むようだと、介入が入る可能性が高まるだけに、動きに要注意。MINKABU PRESS 山岡和雅

クロス円も軒並みの反発=東京為替　円債利回りの低下を受けて円売りの動きが広がり、ドル円は129円80銭まで。ユーロ円などクロス円も軒並みの上昇でユーロ円は141円38銭を付けた。EURJPY　141.38